カラダに健康をもたらすことで知られるトマト。実は美容にも良い効果が多くあることをご存じですか?そこで今回は「美容」にスポットをあてて解説します。この記事を読むと、トマトが「キレイ」をサポートする理由がわかりますよ。
中でもドライトマトは美容にもダイエットにもおすすめです!ぜひ参考にしてください。
トマトを毎日食べた結果お肌が綺麗に!理由を解説
「トマトを毎日食べた結果肌がきれいになった」とメディアでもよく話題になるトマトですが、その理由は以下の3つの栄養素にあります。
- リコピン
- ビタミンC
- β−カロテン
順に見ていきましょう。
強い抗酸化作用が特徴の『リコピン』
真っ赤に熟れたトマト。その赤みは「リコピン」と呼ばれる栄養素で「強い抗酸化作用」が特徴です。
抗酸化作用とは、紫外線によるメラニン(シミの元となる物質)の生成を抑える働きのこと。トマトには、皮膚を健康にする「β-カロテン」の2倍以上、抗酸化作用を主に行う「ビタミンE」の約100倍のリコピンが含まれています(※)。
さらにコラーゲン生成を促進する働きもあり、しわ防止にも効果が期待できます。
※食品分析開発センターSUNATEC「リコピンについて」
http://www.mac.or.jp/mail/170901/03.shtml
ターンオーバーの促進が期待できる『ビタミンC』
ビタミンCはご存じのとおり、美白に欠かせません。シミの元となるメラニン色素を抑える働きがありますが、毛穴の黒ずみにも効果があることをご存じですか?
実は、毛穴周りの黒ずみはメラニン色素の沈着によるもの。紫外線による日焼けや、肌のターンオーバーの乱れが原因です。そのためビタミンCを多く含む食材を摂りましょう。
『β−カロテン』でうるおいある肌に
β−カロテンとは、皮膚・粘膜を健康に保つ働きがある栄養素です。体内で必要な分だけビタミンAに変換され、皮膚の乾燥を防ぐ効果があります。
つまりβ−カロテンは「お肌のハリ」に必要不可欠な栄養素。具体的には、トマトにはβ-カロテンが540㎍、ミニトマトには960㎍と約2倍弱の量が含まれています(可食部100gあたり)(※)。
肌のターンオーバーを助け、新しい健康な皮膚をつくるサポートになりますよ。
※文部科学省「食品成分データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
トマトは肌にどんな効果があるの?
トマトに期待できる美容効果は以下の3つです。
効果①アンチエイジング効果
効果②美白効果
効果③肌荒れ予防効果
くわしく解説します。
効果①抗酸化作用による『アンチエイジング効果』
年齢を重ねるとともに気になる肌のシミ・しわは、加齢による「肌の酸化」が原因です。
トマトのリコピンには強い抗酸化作用があり、約9㎎(可食部100gあたり)もの量がトマトに含まれます(※)。抗酸化作用とは、老化の原因物質(活性酸素)を消し肌の酸化を防ぐ働き。したがってシミ・しわ予防に効果的です。
また、リコピンはコラーゲンを作る働きもあり、肌にハリとつやが生まれます。従来よりも若々しさがプラスされ、アンチエイジング効果が期待できますよ。
※食品分析開発センターSUNATEC「リコピンについて」
http://www.mac.or.jp/mail/170901/03.shtml
効果②紫外線から肌を守る『美白効果』
「夏場の日焼けをケアしたい」「加齢による顔のくすみ」などの悩みにはトマトの「リコピン」や「ビタミンC」が効果的です。
まず、日焼けやくすみの原因を見ていきましょう。
- 紫外線によるメラニンの過剰分泌・蓄積
- ターンオーバーの乱れ
- 毛穴の黒ずみ
改善するにはメラニンを抑える「抗酸化作用」が重要です。また、色素沈着には「ビタミンC」を多く摂ることが効果的。したがって両者を多く含むトマトが美白効果に最適、というわけです。
効果③季節の変わり目に『肌荒れ予防効果』
季節の変わり目は、乾燥で肌荒れしやすいですよね。トマトに含まれるβ−カロテンは肌荒れ予防に効果があります。
具体的には、β−カロテンは皮膚や粘膜を健康に保ち、肌の生まれ変わりをサポートします。肌の乾燥を抑え、肌にうるおいが生まれますよ。
なお、β−カロテンは感染症への抵抗力を高める働きもあります。季節の変わり目にはかぜを引く人が増えるため、普段から抵抗力を強めておきたいですね。
手軽飲めるトマトジュースを毎日飲むメリットとデメリット
結論から言うと、トマトジュースを毎日飲むことにデメリットはありません。ただし、飲みすぎると体に悪影響を及ぼすことも。ここでは、トマトジュースを毎日飲むメリット・デメリットを解説します。
メリット①リコピンを効率よく摂取できる
トマトジュースがリコピンを効率よく摂取できる理由は2つです。
- リコピンが体内に吸収されやすくなっている
- 必要摂取量がトマトジュース1本で充足
トマトジュースは加工の過程でリコピンの細胞壁を壊すため、吸収効率が優れています。
また、美容効果の実感に必要なリコピン量は1日あたり15mgですが、トマトジュースの含有量は約20mg〜40mgです。つまり、1本飲むだけで必要量が充足できます。
メリット②食物繊維による便秘解消効果
トマトジュースには水溶性食物繊維が含まれ、便をやわらかくし排出を促す働きがあります。
ほか、便秘解消には以下の対策が有効です。
- 朝食を食べ、体内リズムをつくる
- 水分を1日2.5Lは摂取
- 食物繊維の摂取(女性18g以上、男性21g以上)(※1)
便秘解消は美肌にもつながり、毎朝飲めば体内リズム正常化にも役立ちますよ。
なお、トマトジュースに含まれる食物繊維は約1〜3g/200ml(※2)。不足分は他で補いましょう。
※1:厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586559.pdf
※2:文部科学省「食品成分データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
デメリット①体重増加の可能性
トマトジュースを飲み過ぎると「太る」リスクがあります。
トマト100gあたり糖質は3.7gですが、トマトジュースは7g〜15g/200ml(※)。つまり倍以上の糖質量です。したがって、健康に良かれと思い多めに飲むと、糖質過多で体重が増える恐れがあります。
では、毎日どれくらい飲めばいいのか?1日の摂取量は「200ml程度」です。要するに小さいパックや缶1本が適量といえるでしょう。
※文部科学省「食品成分データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
デメリット②塩分の多いトマトジュースの場合、「むくみの原因」となる可能性も。
むくみの原因は、体内の塩分と水分バランスの乱れによるものです。
体内では、細胞を活かすために0.9%という塩分濃度が保たれます(※1)。しかし塩分過多となると、濃度を薄めるため体内に水分と老廃物がため込まれ、血液循環がうまく機能せずむくんでしまうのです。
なお、トマトジュースには約0.01〜0.2gの塩分が含まれていますが、ほかの食品も含め1日の塩分量(男性7.5g未満、女性6.5g未満(※2))には注意しましょう。
※1:公益財団法人 塩事業センター「塩と人間の体-体内の塩」
https://www.shiojigyo.com/siohyakka/about/human/inside.html
「塩分濃度を知ることが健康維持に大切なのはどうして?」
https://medicommi.jp/97120
※2:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586565.pdf
手軽に摂るなら「ドライトマト」がおすすめ
ドライトマトは、生のトマトより数倍高い栄養素があります。以下の表をご覧ください(※)。
食物繊維(効能:便秘解消・美肌) | β−カロテン(効能:肌を健康に保つ) | |
トマト | 1.0g | 540㎍ |
ミニトマト | 1.4g | 960㎍ |
ドライトマト | 21.7g | 2600㎍ |
食物繊維は生のトマトに比べ、なんと約20倍!1日の目安量は4〜5粒です。手軽に食べれておすすめですよ。
※文部科学省「食品成分データベース」
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
ドライトマトはダイエット中の間食に最適!その理由は?
ドライトマトは、乾燥させたトマトで甘く食べやすいことが特徴です。栄養素が凝縮されているためダイエット中の間食にもおすすめ!ここでは、ドライトマトの美容効果を解説します。
ダイエット効果①高い栄養価
ドライトマトの栄養素のなかでも、注目すべきは「食物繊維」。便秘解消のほか、肥満・高血糖・高血圧などさまざまな病気を予防します。
一方、むくみ解消に効くカリウムや女性に不足しがちな鉄分など、美容に効く栄養素も豊富。生のトマト・トマトジュースよりも非常に多く含まれます。
栄養価が高いため食べても罪悪感が湧きにくく、ダイエット中の間食に最適です。
ダイエット効果②脂肪燃焼効果
トマトには、13オキソODAという脂肪燃焼効果のある成分が含まれています。
具体的な効果は、血中・肝臓の中性脂肪量の上昇を抑え、エネルギー代謝を向上させるというダイエット中にうれしい効能です。
したがって、間食として食べても脂肪燃焼されるため、ダイエットのサポートになります。
ダイエット効果③疲労回復効果
ダイエットは有酸素運動やトレーニング、食事制限によって身体は疲労が溜まりがち。
そこで効くのが「リコピン」です。強い抗酸化作用で疲労による活性酸素を除去します。ドライトマトはリコピンが濃縮され、同量の生のトマトよりも約10〜15倍ものリコピンを含みます(※)。
ダイエット継続のためにも疲労回復に効く食べ物を摂り入れましょう。
※FYTTE「『トマトの栄養リコピンとは』ドライトマトでも摂取できるの?」
https://fytte.jp/news/diet/69236/
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